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「おひさま」と「もしも明日…」
とても楽しみに見ている朝ドラ「おひさま」。 今週で終わってしまうのが、さみしいです。 小4のころからずっと大好きな原田知世さんが主人公・陽子の母親役だったので見始めたのですが、ストーリーの面白さ、そして個性豊かな登場人物にぐいぐい引き込まれました。 そして、いろんな困難があっても、家族や友達、周囲の方と助け合いながら、その困難を乗り越えて前向きに生きていく主人公の姿に、とても元気をもらいました。
今日も、陽子のお父さんが、陽子と陽子の兄・茂樹に、 「おまえ達のことが、自分の子どもとしてだけでなく、一人の人間として大好きだ」 と言ったシーンに、ジーン。 さらに、陽子が小学校の先生時代の教え子・杏子を引き取って育てているんですが、本当の親子ではないけれど、 「杏子ちゃんのことが好きだから一緒にいたいの。それでいいじゃない?」 と言うシーンにも、涙うるうる。 お互いを思いやる素敵な家族の形、に心ふるわされて、「私も家族を大切にしよう」と思いました。 個人的には、陽子のだんなさん・和成さんの両親を、樋口可南子さんと串田和美さんがとても自然に演じてらっしゃってるのが大好きなんですけど、ね。
先日、家族のあり方で考えさせられた番組も見ました。 NHK「もしも明日…我が子に虐待を始めたら」です。 母親が息子を虐待するにいたるまでを、実話を元に構成したドラマ。 そして、スタジオでは、我が子を虐待したという母親、そして虐待をされた子どもが自分の想いを語っていました。
この番組を見るまでは、正直、児童虐待のニュースが流れるたびに、「なんで、子どもを虐待するんやろ?」と思っていました。 でも、虐待をしてしまうまでに、母親がどれだけ精神的、身体的、金銭的な問題が積み重なって追い詰められていたのかを考えないと「虐待はアカン」という一言で片付けたらいけないなと思いました。
シングルマザーで、子どものために、生活のために、朝も夜も一生懸命働いて。 でも、生活は楽にならない。体も疲れる。 「母親やったら当たり前」と、一生懸命働いても評価もしてもらえない。 もし、誰か相談する人がいたら、誰か助けてくれる人がいたら、誰か「よくがんばってるね」って言ってくれる人がいたら、どこかで歯車が狂わなかったら、子どもを虐待する状況にならなかったかもしれない。 そう思うと、とても切なく思えました。
でも、虐待をうけた子どもの心の傷はもっと大きいです。 「家族っていう言葉が大嫌い。聞くだけで吐き気がする」 といった子どもがいました。 この言葉を聞くだけで、胸がしめつけられます。 どんなに辛い思いを抱えて生きてきたのだろう、と。
ほんと、ずっと先、いつかの夢ですが、心が疲れたママ達がふっと立ち寄ることができる場所が作れたらいいな、と思います。 「がんばってるよ」「がんばり過ぎないでいいよ」「困っているときは相談してね」 って声をかけられるような。 ママの心の疲れがとれることが、ママの幸せ、そして子どもの幸せにもきっとつながっていくと思うから。
いぼきょん
日時 2011年09月28日 23:30 |
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